2014年04月24日

成長投資への民間資金活用(民間メガファンド)

「首相、民間資金の成長投資への活用を指示 合同会議」(日本経済新聞2014.4.16)

(記事引用)
 政府は16日夕、首相官邸で経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議を開いた。会議であいさつした安倍晋三首相は「豊富な民間資金を中長期の成長資金として活用する方策について、関係大臣で協力して案をまとめてもらいたい」と指示した。
 会議では日本経済の持続的な成長を促すための起業支援の方策や、社会保障などについて議論した。首相は「大学病院の別法人化を含め、医療介護サービスを効率的・総合的に供給する仕組みを実現したい」との意向を示した。
(引用終わり)


数兆円の民間メガファンドを育成して、出資、種類株や劣後ローン、中長期の固定金利融資といった形で成長分野に流れやすくするとの報道もあります。政府が「育成する」という表現はともかくとしても、これまでのような、官民ファンド(実質官製ファンド)をやたらに作って大量の官製マネーを流し込むという、民業圧迫、非効率・不透明・無責任・高コスト運営、(無意識の)投資リスクの国民負担といった一般に言われる多くの問題を抱える政策からの転換を期待させるものといえそうです。

先日、官民ファンドの産業革新機構が投資先株式の上場益で数百億円を儲けたが、主幹事証券との出来レースで公募価格を割高に設定し、公開価格で購入した個人投資家がしわ寄せを食ったとの報道もあったところ、これが事実だとすれば噴飯ものであることはひとまずおくとしても、改めて、こうした普通に見て純民間的な投資ビジネスを、巨額の公的資金で公的な器の機関を作ってそこで民間人のファンドマネージャーを雇い、官庁OBや出向者も入って国民が見えないところで好きなように行うことの意義や説明責任が問われているとも言えそうです。

posted by kinyu-bengoshi at 15:01| 日記
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