2014年04月11日

地銀無担保融資向け利子補給制度

「地銀の無担保融資に利子補給 自民、地域活性化へ提言案」(日本経済新聞2014.4.9)

(記事一部引用)
 自民党は8日、地域経済活性化に向けた提言案をまとめた。地方の金融機関が開業資金を担保も保証もなく融資する場合、国などが利子補給することを求めた。地銀などが地元企業の成長力を加味してリスクをとって融資できるようにする狙いがある。
(引用終わり)


銀行の企業向け貸出金利が著しく低下している状況下(地銀の貸出金利息減)では、国による利子補給制度は、銀行の貸出増加に向けた政策誘導効果が小さく、また、借り手企業にとってもメリットがさほど大きいとはいえない、要するに、真水の財政資金を投入する割には効果が乏しい施策というのが一般的といえます。

もっとも、開業資金の無担保無保証融資であれば、貸出金利は相当高くなりますので、利子補給の政策効果はそれなりに期待できそうにもみえます。

しかし、銀行にとってみれば、利子補給は、利子を借り手企業から受け取るか国から受け取るかの違いにすぎず、それにより利ザヤが拡大するわけではない一方、元本返済が保証されるわけではないので、相当に高い確率の貸し倒れリスクを負う点でも変わらないので、制度を活用するインセンティブは乏しいようにみえます。
posted by kinyu-bengoshi at 16:28| 日記
リンク集