2013年06月04日

【金融円滑化法】リスケ先企業向け無担保融資

「中国銀、返済条件変更の中小に無担保融資」(日本経済新聞2013.6.4)

(記事引用)
 中国銀行は3日、3月末に終了した中小企業金融円滑化法に基づき返済条件を変更した取引先を対象に新たな融資商品を取り扱い始めた。100万〜3000万円を限度に無担保で各支店長の決裁で貸し付ける。返済期限の延長などに応じた取引先への無担保ローンは珍しい。迅速な融資判断で中小企業の経営改善を後押しする。
 新設した無担保ローンは「ちゅうぎんVサポートローン」という名称。経営改善に取り組む中小企業に運転資金や設備資金を融資する。
 融資期間は1年以内の据え置き期間を含め、運転資金で7年以内、設備資金で10年以内と、通常より長めに設定した。利率は取引先ごとに異なるが、従来より低利になるという。
 これまで中国銀では条件変更先への融資は担当する支店と本部との協議が必要だった。新ローンは各支店長に融資の判断を任せる。「現場の資金ニーズにスピーディーに対応できるようになる」(融資部)。
 中国銀では昨年4月に融資先企業の経営支援強化に向けた部門横断チームを設置。約130の支店に再生支援担当者を配置するなど取引先の経営改善に力を入れている。
(引用終わり)


有力地銀の中国銀行が金融円滑化法によるリスケ支援先企業への無担保融資に取り組むようです。
記事によれば無保証とはされていないので、さすがに無担保無保証人ではないようにみえます。
それでも、2013年3月期決算で地銀・第二地銀全体で不良債権処理にかかる実質与信費用(引当金)を大幅に増加させるなど(日本経済新聞2013.6.3によれば前期比33%増)、金融円滑化法終了後の倒産増、貸し倒れ増が懸念されている中で、意欲的な取り組みといえそうです。
金融担当副大臣が3日地銀に対し円滑化法による支援先にも新規融資を行うよう要請したのと軌を一にしていますが、銀行にとってはかなりのリスクマネー供給といえ、他の銀行も追随するか注目されます。

金融円滑化法終了の影響や事業再生などにつきましては、弊事務所HPの中小企業金融円滑化法事業再生Q&A 金融機関取引の基本 事業再生・倒産編なども適宜ご参照いただければと思います。
posted by kinyu-bengoshi at 10:11| 日記
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