2013年01月10日

【金融円滑化法】有力地銀の予防的処理

「不良債権 予防的に処理 有力地銀 円滑化法切れ控え」(日本経済新聞2013.1.7)

中小企業金融円滑化法の期限切れを3月末に控え、主要な地方銀行が不良債権の予防的な処理を加速させるとのことです。2012年度上期の不良債権処理損は前年同期の5割増で、下期はさらに膨らみそうのようです。
記事では、千葉銀行、岩手銀行、横浜銀行、ふくおかフィナンシャルグループ、広島銀行、東日本銀行の不良債権の予防的処理の例を挙げたうえで、倒産急増に備え体力のある有力地銀の間では不良債権を予防的に処理する動きが広がりそうだ、と指摘しています。


本記事では、地銀の中でも有力地銀と言われる数行の例をとりあげて、要注意先を2つのグループに分けて不良債権に近いグループへの引当率を上げる手法(千葉銀、岩銀)、円滑化法適用企業のうち経営が振るわない先を正常先や要注意先から要管理先や破綻懸念先に引き下げる手法(横浜銀、ふくおかFG)、大口融資先についてディスカウント・キャッシュフロー法を採用する手法(広銀)、引当率の算定根拠となる倒産実積率の対象範囲を過去3年から6年に拡大する手法(東日本銀)を紹介しています。
なお、いわゆる有力地銀とは、本記事の地銀以外では、静岡銀行(静岡)、七十七銀行(宮城)、東邦銀行(福島)、京都銀行(京都)などの第一地銀が挙げられます。
このようにして地銀の不良債権処理が進むことによる借り手企業における影響等については、当ニュース解説・コラムの【金融円滑化法】地銀の不良債権処理を適宜ご参照ください。

また、不良債権とは何か、不良債権処理費用、貸倒引当金はどのように発生するのか、債務者区分とは何か、中小企業金融円滑化法とは何か、適用されるとどうなるのか、などについては、弊事務所HPの金融検査マニュアル・自己査定中小企業金融円滑化法にて詳しく説明しておりますので、適宜ご参照いただければと思います。
posted by kinyu-bengoshi at 21:44| 日記
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